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「アートで心の健康をまもる2011」リポート [講座・セミナー・ワークショップ]

去る7月29日、大阪・天満橋のドーンセンターにて、「アートで心の健康をまもる2011 講演&ワークショップ」を行いました。“アート×心の健康”をテーマに、講演&ワークショップを組み合わせたイベントは、2007年3月に初めて開催して以来、継続的に実施しています。教育や福祉関係の方々を主な対象に、アートと心の関係についての知見を深めていただき、合わせて現場で活用できるワークを体験していただくことを目的としています。

今年は初めて大阪市内で開催しました。広報エリアを広げ、DMも例年より多く作成・送付したものの、当初は集まりが悪く、かなり気をもみましたが、結果は多くの方々に参加いただき、盛況のうちに終えることができました。ご来場者の皆様、ありがとうございました!

第1部の講演は、奈良教育大学准教授の市来百合子先生に、「教育現場におけるアートを用いた子どもの理解と支援」と題し、カウンセリング・マインドとの関連からアートセラピーについてお話しいただきました。日本の学校にもスクールカウンセラーが配置されるようになってきましたが、まだまだ心のケアへの取り組みは十分とはいえません。そうした中で、教科指導が本来業務である教師に、カウンセラー的資質(カウンセリング・マインド)も求められる日本の教育現場の大変さに言及しながら、アートという非言語的表現が内面のモヤモヤを吐き出したり、コミュニケーションを深めるのに有効な方法であること、またその実践事例を紹介いただきました。

第2部のワークショップでは、グループの親和性を高め、協力や連携のトレーニングにもなる、グループワークを取り上げました。まずは一人ひとり、ウォーミングアップの線引き遊びや自分の好きなものをイメージするアートワークを行ったあと、6名程度のグループに分かれ、「自分たちの理想の島」づくりに取り組みました。グループワークの特徴は、個人やペアで行うアートワークと比べても、参加者の活性化の度合いが高く、見知らぬ人同士でも打ち解けるのが早いことです。コミュニケーションを促すという点でも、手を動かしながら問わず語りに話が始まり、初めはカタく沈滞気味であった場の空気が、またたく間に動きはじめます。個人作業と共同作業がバランスよく組み合わされ、特に教育の場には適した方法と言えるでしょう。

第1部、第2部を通して、アートという非言語表現のもつパワー、そして非言語表現が言語表現をも刺激することを体感いただけたのではないでしょうか。上手下手に関わらず、人はアート(主に描画)を通して、自己の内面を語り、気持ちを整理し、気づきを得ることができます。また、描く・作るというプロセスそのものが楽しみや喜びをもたらしてくれます。制作していると自然と話がはずみ、出来た作品を通してまた言いたいことも出てくるものです。

今後も、いろいろな機会を通じて、アートのパワーを伝えていきたいと思います。どうぞお楽しみに!

※なお、本事業には毎回、大阪コミュニティ財団柏岡精三記念基金の助成をいただいています。心より感謝いたします。
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